
Zoned IRを使って、理想的な硬化曲線を実現するには? 自動車のホイールに完璧な仕上がりを狙ったけれど、端部分だけが焼けてしまい、中央部分はまだ湿っているという経験はありませんか?これはよくあることです。長いスプレーラインを使用する場合、単一の温度設定では不十分です。その結果、装置を信頼する代わりに、装置と戦うことになってしまいます。 私たちは、熱を分割して対処します。巨大で鈍いオーブンの代わりに、短波赤外線ランプを使用し、各エリアごとに温度制御を行います。
Zoned Setupの仕組み
つまり、硬化用のトンネルをいくつかの独立した領域に分けるのです。各領域には独自の赤外線ランプとPIDコントローラーがあります。これにより、その瞬間に起きていることに合わせて正確に温度を調整できます。例えば、あるエリアを予熱用に、別のエリアを急速乾燥用に、最後のエリアを架橋反応用に設定できます。塗料の技術データシートを見て、ワット数やランプの配置を調整するだけでよいのです。 これはずっと直感的です。
必要な機器
私たちは通常、石英ハロゲン管を使用します。理由は簡単です。短波放射は表面に留まらず、塗料を貫通して金属基材に届き、内側から熱を与えます。これにより、「スキニング」という問題を防げます。スキニングとは、表面が急激に硬化し、下層の溶剤が閉じ込められてしまう状態です。 ただし、電源には十分注意が必要です。2kW以上のランプを10個のエリアに配置すると、電気系統に負荷がかかります。配線がピーク電流に耐えられるかを確認してください。電圧が下がると、温度が不安定になり、また最初からやり直すことになります。
デメリット
高ワット数の赤外線ランプは速いですが、大量の熱も発生します。コンベヤーの速度が遅くなると、ホイールが一瞬で過熱してしまいます。ランプの強度、コンベヤーのタイミング、そして強制送風などをうまく調整する必要があります。バランスを崩すと、塗装に泡ができてしまいます。 しかし、うまく調整できれば、従来の対流式オーブンと比べて大幅にスペースを節約できます。部品の出荷も早くなり、仕上がりも完璧になります。